Johnnie通信では地域ネタ&食ルポマガジンをお届けしています

八尾空港そばで冷凍コロッケをつくり続けるオオタ食品工業

八尾空港そばで冷凍コロッケをつくり続けるオオタ食品工業

オオタ食品工業(大阪府八尾市空港1丁目127番地)は冷凍食品(冷食)の製造メーカーで、コロッケを中心につくっている会社です。同社は昭和52年に、現在の代表取締役・太田公明氏の父が冷凍食品の製造販売を目的に、東大阪市で創業したのがはじまりです。太田代表取締役によると「元々は約40年前に(世間で)冷凍食品が出始めて、私の父が友人と会社を立ち上げたのがはじまりです。さまざまな冷凍食品を製造するなかで、コロッケが評判となって、最終的にメインになったと思います」とのことです。のち昭和56年に法人設立、業務拡大により昭和61年には八尾市へと移転しました。

こだわりはパン粉


冷食メーカーらしく、主な取引先は外食産業や食品スーパーのほか企業向け宅配弁当の惣菜用などといいます。「業務用で製造しており、基本的にはBtoB向けとなっています」とのこと。製造するうえでのこだわりについては「あえてこだわりはもたないようにしています。良い悪いはお客様が決めることです。昔は自己プロデュースした方が良かったのでしょうけれど、今は多様化が進んでいるため、お客様に判断していただいてご意見があれば対応するという感じです」と、顧客に寄り添えるようにすることが大事だといいます。

そのなかでも同社が唯一こだわっているのは、コロッケのパン粉です。「先代のこだわりである粗挽きパン粉を今も使っています。このパン粉だけは昔も今も変わらないですね」。あらパンシリーズでつくられたコロッケは、一つひとつ従業員が手でパン粉を付けており、手作り感を表現しています。

課題は自動化


今後の課題については「時代の変化に合わせて自動化を目指しています」とのこと。理由としては、担い手不足だけでなく、「昔は『手づくり』だと美味しそうというイメージがあり、付加価値となっていましたが、オートメーション化による安心安全が付加価値となっているため、手作り感を残しつつ機械化を目指しています」と、今様の製造過程に徹底したいといいます。


さらに約3年前からは、JR志紀駅(581-0031 八尾市志紀町2-120 )近くで『つかさ屋コロッケ(志紀直売店)』をオープン。経緯について「この仕事を20年くらいやっていますと、ダイレクトにお客様の声を聞きたいと思うよになり、BtoC向けに直売店を開店することになりました」と話しました。

同社はBtoB向けに製造販売を展開しているため、バイヤーと直接交渉する機会が多いわけですが、「バイヤーさんと話しをしてもピンとこないときが時々あります。情報がワンテンポ遅れているという感じで。なので、お客様から直接意見を聞けたらと考えています」とのこと。販売店を続けていくうちに、これまで見えてこなかった面がよりクリアになったそうです。

食ルポマガジンカテゴリの最新記事