惣菜、おやつに人気のコロッケ。揚げたてを持ち帰ったり、その場で食べたりすると、とても美味しいですよね。そこで今回はJR志紀駅近くにあるお店「つかさ屋」さんに取材で伺いました。
つかさ屋とは
つかさ屋の母体は食品メーカーで、コロッケの製造を行っています。以前から工場では直売会を実施していたとのことで、一般消費者との交流はあり、「工場直売会は年2回しており、いつも長蛇の列ができています。また、小売りも行っていたので口コミで広がっていましたね」。
直売会では、テントを設置し販売や目の前で揚げて売るなどをしていたそうで、いつも多くの消費者で賑わっていたそうで「9時~14時の間に400人くらいは来場いただいていました」と、人気ぶりを教えてくれました。
そうした経緯を経たあと、現在の社長の思いもあって、約4年前にJR志紀駅近くにつかさ屋をオープン。高齢者をメインに若年層は藤井寺市や柏原市から車で来店しているとのことです。そのほかでは、工場が多いことも寄与し中国人やベトナム人といったアジア圏の外国人も買いに来ているそうです。
コロッケの特徴
肝心なコロッケの特徴について聞くと、ジャガイモは北海道産、タマネギは淡路島産を使用。パン粉は粗目で「これは当店のこだわりで、あえてパン粉の粒を大きくしています」とのこと。一口食べると、ザクッとした衣と中の甘くて柔らかいイモが口の中に広がります。
一度、食べた方はリピーターになっているそうで「美味しいと言っていただいています。気に入ってくれたお客様がお友達に商品を紹介する際は、5個入りの冷凍コロッケを渡すそうです。数が手ごろなのだと思います」。
ベーシックなジャガイモだけでなく、ちりめん入り、カレー、大葉入りなど、さまざまな味わいが楽しめるアイテムを揃えています。「当店はコロッケ専門店なので、衣にこだわりを持っています。そのため、パン粉を使用した商品のリクエストには極力お応えしています」と話し、去年からはとんかつの販売もスタートしました。
また、ミンチカツには滋賀県産の豚を使用。食品業界に従事ているため、さまざまなつながりでいい食材を手に入れることができるといいます。
週替わりのメニューも人気があるそうで「カレーチーズコロッケは、想定していた販売日数よりも短い期間に完売しておどろきましたね」と、味の組み合わせが良かったようで、わずか数日で売れ切ったとのことです。
積極的に宣伝をしています
オープン当初は黒を基調としたお店だったそうですが、明るいお店を目指し、のれんを青色に変更したり、インスタグラムで商品の魅力を伝えています。
「SNSを始めたおかげで新しい出会いがありました。地域密着で、人々に愛されるお店にしたいですね」とのこと。また、八尾市内の成人する若者向けの冊子に、テイクアウトできるお店として掲載されたりと、少しずつ認知されていっているようです。
店舗情報
581-0031 八尾市志紀町2-120
営業:11時~14時・15時~19時
定休:土曜、日曜、祝日