【考察コラム】
大阪府八尾市で地域情報発信するために有効なのは、紙なのか?Webなのか?少し気になりませんか?というのも、八尾市は肌感覚ではありますが高齢者が多いイメージがあるからです。
ここでちゃんと媒体選びをする、あるいはウエイトを決める、などをしておかないと、ちゃんと情報が届けられないと感じたからです。今回の記事では、『高齢者でもパソコンやスマートフォンのスキルを持っている人は多い』や『若いからといって、インターネットを使いこなせているとは限らない』などの考えは除外して、単純に八尾市の人口を紐解いて、判断してみようと思います。
まずは八尾市の人口の推移を確認
大阪府八尾市内には一体どれだけの人が居ると思いますか?普段、何気なく八尾市に住んでいても、『わざわざ人口の数』は調べないですよね。今回、可能な限り数が把握できるものを調べてまとめてみました!八尾市の人口は26万5,269人(2020年)という結果だそうです。お隣の街である東大阪市は49万1,646人とのことで、差は約2倍です(もちろん街の面積やそのほか潜在的にある比率の差があるため、確実に2倍差とは断言できません。ちなみに八尾市は41.71km²、東大阪市は61.78 km²)。
この総人口の数は、少子高齢化社会により減少傾向にあるようです。2005年は27万3,500人ほど居たようですが、2010年には27万1,500人、2015年には26万8,800人と27万人を割っています(ちなみに東大阪市も減っており、2005年は51万3,800人居たようです)。約15年間で約8,000人が八尾市からいなくなっているのがわかります。
とはいえ八尾市の人口の数は、大阪府の市区町村の中では74件中9番目(2010年)の人口数とのことで、74件中トップ10入りしているので、そんなに少ないわけではありません(ちなみに東大阪市は3番目に人口が多いそうです。すごい!)。
八尾市で情報発信するには紙か?Webか?
いよいよ本題です。
八尾市の約27万人という人口の中には一体、どれだけの年齢層の人がいるのでしょうか?若者、中間層、高齢者、ざっくりではありますが、人口を計算してみました(今回は、おおざっぱな計算ではありますが、社会人~まだまだ働いている可能性のある年齢までに限定しています)。
結果として、20代~40代の男女9万3,786人、50代~70代10万2,949人とのことです。年齢幅を20、30、40と50、60、70と、3つずつに分けて合算してみましたが、意外と差は大きいわけでもなく、9,163人差となりました。
これは…。というように、合計する年齢の幅を限定したため、『正確な比較にはなりません』が、限定した範囲での年齢では、大した人口差がないことがわかります。
ここで結論としてわかることは、Web媒体で発信しても紙媒体で発信しても、どちらかに反響率が偏ると断言できるわけではないということです。
結論!情報発信はWebも紙もどっちもありだ!
さて、ではどちらの媒体で情報発信した方が効率的なのでしょうか?答えとしては、八尾市全域への発信はWeb、特定のエリア(高齢者の多い町など)へ集中的に情報を届けたいときは紙と、使い分けると効率が良いかもしれません。
Web媒体も紙媒体もコストはかかります。しかし、紙はWebに比べて経費が高くついてしまいます。そういった意味では、コスト削減に助かるのがWeb媒体なのかもしれません。即効性を求めるというよりは、効率よく情報を発信するために媒体を使い分ける、コストバランスを考えて媒体を使い分ける、といった方法が良いかもしれませんね。