岡山県の自転車文化とファッションに貢献する「DECADE OKAYAMA」

気ままに取材




岡山県も岡山市の中心地となると、さまざまな文化がうずまいています。
そのなかのひとつとして、岡山県の自転車文化とファッションに貢献している『DECADE OKAYAMA』というお店があります。

自転車文化としては自転車競技のBMX(Bicycle Motocross【バイシクルモトクロス】)に関連した商品、アパレルブランドとしてはBMXライダーの観点から、着心地、動きやすさを追求したブランド「fourthirty(430)」を展開しています。

今回は、通常の自転車屋とはひと味違う、BMXとアパレルを融合したショップの店長、タクさんに話を聞きました。
タクさんも一時期はBMXの選手を目指していたそうで、今では趣味で約22年楽しんでいるとのこと。そんな彼はBMXのどこに魅力を感じ、プロを目指していたのかについて聞きました。

オンラインサイトは以下のリンク

岡山は意外にも自転車文化としてBMXの聖地!?


DECADE OKAYAMA店長タクさん

★=インタビュアー
☆タク=ご本人

★BMXを始めたきっかけは何ですか?

☆タク私がBMXを始めたきっかけは、家の近くにアスポ(アクションスポーツパーク岡山:2011年終了)という(BMXやスケートボードなど)乗れる場所があって、お母さんにお小遣いをもらい「遊びに行ってきたらどう?」と言われたのがきっかけですね。

(そこでBMXなどをしている人を見て)その時は正直に言うと「何あれ!?自転車が飛んでいる」と引き付けられました。あれしかやらないってなりましたね。

★BMXを開始したのはいつからですか

☆タクはじめたのは8歳くらいで、そこからずっとやっています。趣味としては約22年だけど、選手としては10数年、大学生までは本気でやっていて、選手を目指していた時期もありました。

★施設ではどんな感じで楽しんでいましたか

☆タクアスポは日本の中で当時すごくでかい(施設)で、岡山では(BMXなどをする施設として)聖地といわれていました。(競技を楽しむうえで)大きい場所もあれば小さい場所もあったので行けば乗れるし、そもそも1人になることはなかったです。(同じ考えの人たちが集うので)基本1人になることはなく、(他の競技と)混合しながら朝から晩までずっとやっていました。

子どもの体力は楽しかったら、無限像にできてしまいます。朝ごはんは食べていたけど、お昼ご飯も食べずに、家に帰るまでに「疲れたぁー」ってなるまでやっていましたね。晩御飯も食べないときもありました(笑)。

BMXの選手になる方法や人間関係について

★BMXの選手になる方法を簡単に教えてください

☆タク選手になる方法としては、今ならBMX関連の連盟もあるので、そこに登録して、あとは公式大会などに出場し上位の成績を残せば、連盟から選手としてのオファーを受けることができます。そうすれば選手になるための強化合宿などに参加することができます。

(練習するための)環境はいいので、どんどん技を磨けます。同じ年、上下年の差といろんな方がいる中でやるので、技術を見ることができ、技を盗みあえます。

★競技によりますがBMXには師弟関係があるとか

☆タク師匠はいました。(昔の考え方なので)技術は見て覚えることが多かったです。今は違いますけどね。きっちり教えてくれます。

★タクさん自身に弟子はいる?

☆タク弟子はいないですね。何だろう私も昔の人間なので、自身も教えてもらってやってきたわけではないので、教え方が分からないのが正直なところです。

(身近で)大人も無我夢中でやっていたので、それを見て盗んでといった感じで、「私もこれをやってみよう」となり、1人で練習していました。(お手本にしていた方が)できたら「私もできるんですよね」といった感じでしたね。

DECADE OKAYAMAのサイトは以下のリンク

子供たちが学べる環境の今と昔の違いは何か

★オリンピック競技になり子供たちのBMXへの見方が変わったとか

☆タク(昔の場合は)自分の中のスタイルがあって、世界観を広げるというのもありました。この単発技ができるようになった、新しい技もやってみたいけど、もう一方の単発技とつなげることはできないか?といった趣味の世界でしたね。

今の子どもたちは、ある1つの技と、もう一方の技ができたら、また別の技ができるという考え方です。それを重点として練習しているので、すごくうまいですね。身体能力とかではなくて、練習量かと。(意識が変わったのは)BMXがオリンピック競技となったので、種目のひとつとして取り組んでいます。

(昔は)趣味としてケガを負いつつも、自己満足の世界みたいだったものが、今の子どもたちは職業としてやっていけるので、取り組み方が違いますね。

★オリンピック競技となり認知度も上がり競技人口は増えそう?

☆タク(個人的な意見になりますが)人口が増えるかは正直分からないです。子どもたちが自転車をやりたいというのと、親御さんがやらせたいというので違ってきますので。

また、オリンピックの種目になったからといって、それが増える理由にはならないかなと、考えています。

★今様のBMXの練習方法をひとつ教えてください

☆タク(上記でもお話したとおり)今の子どもたちはBMXをオリンピックの種目の1つとして取り組んでいます。

何回も失敗して、何回もケガをして、何回もトライしています。(1つの技が)できるようになったら、そのできるようになった回数を増やしていきます。また、メイク率を上げていこうとか、頑張っていくと大人顔負けになります。

次に家に帰ると(BMX)の映像を見ています。このルーティーンならどうしようかとか、こうやったら走れるかなどー。

(私の時代もBMXの)DVDは擦り切れるまで見ていましたが、当時は音楽(映像に流れるBGM)とBMXの技セットでかっこいいと思って見ていました。脳内に何をしているかが(映像で)分かるので、自転車に乗ったときに頭の中で音楽と一緒に流れてくる感じでしたね。

あと昔の人は好きなBMXライダーを見つけていました。好きなライダーが(DVDで)出てきたら巻き戻して見ていました。「やっぱりこの人の乗り方はかっこいいからまねしよう」といった感じです。

昔はスマートフォンはなかったし、ビデオカメラを持っている人も少なかったので、デジタルカメラを置き撮りして(自身がどんな状態かを)見ていました。こんな体勢になってるとか。

fourthirtyのサイトは以下のリンク

DECADE OKAYAMAは月1回子ども向けにBMXスクールを実施

★岡山県の自転車屋としてBMXスクールをされていますね

☆タク子供たちに月1回のBMXスクールをしています。スタートしたきっかけは、自転車を買っていただくのですが少々高級品なので、その分、自転車の魅力を知ってほしい、一緒に自転車で楽しみたいという気持ちではじめました。

「BMXって動画で見たらわかるでしょ」って感じになるかと思いますが、本当の魅力は気づきにくいと思います。それなら1回乗って、乗り方や技などを教えてあげると(魅力が)分かります。実際に乗ってみないと分からないものです。

練習会をやっておくと、家でも練習はできるので(1つの技などを)1カ月後の宿題みたいな感じでやっておいてもらうと、子どもたちはすぐにやって覚えてくれて、楽しんでくれます。

★実際にBMXを教えて子どもたちに感じることは?

☆タクセンスがある子はたくさんいて、10人中2~3人は飲み込みが早い子がいます。突出している子もいますね。

★最後にBMXの魅力について

☆タク魅力となると自転車が飛ぶことですね。競技人口が少ないのはネガティブ思考ではありますが、逆に少ないわりにはSNSなどで(BMXをしている人たちと)つながる率が高いです。ここに行けばあの人に会える、すぐに友達になれるみたいな。コミュニティ文化みたいなところもあるのでー。

私自身は自転車を愛しているし結構好きです。たまらん!

DECADE OKAYAMAについて

今回インタビューにお答えいただいた、店長のタクさんが勤めているDECADE OKAYAMAでは、BMXライダーの観点から考えた「fourthirty(430)」というアパレルブランドの販売だけでなく、BMXライダーのための自転車関連品、修理、カスタマイズもサービスとして展開しています。

また、BMXをお持ちでない方でも、自転車空気入れ、パンク修理などもやっているとのことで、どなたでも気軽に来店できるお店となっています。

店舗情報に関しては、上記のブログ記事をご参照ください。

おわりにー

今回は未知の世界である「BMX」の世界について触れてみました。

BMXとは一体何?BMXとはどんな自転車競技で何をすれば選手として目指せるかなど、ちょっとだけですがイメージがわいたのではないでしょうか?

岡山県だけでなくBMXは全国各地で楽しまれているスポーツとなっています。興味がわいた方は自転車が乗れる施設や関係団体などを調べてみて、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?

以上『岡山県の自転車文化とファッションに貢献する「DECADE OKAYAMA」』でした。

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