サイト向けに取材を行っていると「どうしたら文章を書くことができますか?」と質問を受けることがあります。
文章を書くうえで『才能』が必要なのは、小説家さんだと考えています。
しかし、ライティングの場合、訓練を続ければある程度の文章は作ることができるため、そう難しいものではありません。
そこで今回は『超初心者向けのライティング術』をご紹介したいと思います。
・気合を入れてライティングの講座を受けたけれどコツがつかめない
・将来、ライティングを副業にして少し仕事が欲しい
という方には少しではありますが、お役に立てれるかもしれません。
※今回ご紹介するライティングは、あくまで自己流のため、必ずしも技術として正しいとは限りません。ライター各々の書き方や表現方法があるため、当方のやり方が正解ではないことはご理解ください。
素早く分かりやすいのは5W1H
文章を書く際、一番悩むのは書き出しではないでしょうか?「一行目をどんな風に書こう?」と悩むと、手が止まってしまいませんか?
文章を作成するうえで書き出しでつまづくと、気力が少しずつ無くなってしまいますよね。そんなとき、困らずに一行目を作ることができるのが、5W1Hです。
この5W1Hの意味とは、「Who誰が Whenいつ Whereどこで Whatなにを Whyなぜ Howどのように」の略となります。この書き方を踏襲して文章を構成すると、シンプルな内容ながらも、伝えたい情報を見る側に届けることができます。
元々5W1Hは、ニュース記事を作るうえで考案されたといわれています。新聞記事の書き方はこの方法で行われています。
文章は基本的に起承転結で書くことを教わってきたと思います。しかし、これを意識して作文するのは意外と難しいものです。なんせ、導入となる文章を書いて、全体の結論を作り出さなければいけません。
それと比較して5W1Hの使い方はそう難しくはありません。この方法はまず結論から書き出し、そのの文章に対する説明や補足を書き足していく、または情報の重要度で書いていくという流れになるため、どれだけ長文を作っても、一段落目の結論さえ読んでもらえれば、瞬時に見る側に最低限の情報を伝えることができます。
5W1Hの順番で文章を作成してみる
書き方としては、上記のとおり、だれが、いつ、どこで、なにを、なぜ、どのようにの順番で文章を当てはめればよいです。
5W1Hの使い方を例文にしてみると『□□新聞が〇月〇日、大阪府八尾市にある商業施設で行われたイベントの取材をしました。同施設で実施された催し物を記事にするため、同新聞は主催者へインタビューしました』となります。
この文章を一段落とし、二段落目からはイベントの内容を詳細に書く、三段落目に主催者のコメントを書くなどして、情報の重要度で順番を決めて作成することで、5W1Hを用いた文章構成が成立します。
ブログやSNSに記事を流す際、長文を書かないといけないと考えてしまいがちですが、文章は見る側が興味を示さない限り読んでくれません(この記事も読んでくれるか心配…)。なので、長文を書くことは考えず、まず5W1Hを用いた一段落目を書ききることに意識を集中するとよいでしょう。
文章は少ないですが、『伝えておかなければいけない内容』は、コンパクトにまとまり伝えやすくなります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
文章を書くとき、どうしても無意識的に長文を書かないと、起承転結で書かないと、と考えがちになってしまいます。
しかし、文章を作成するうえで大切なのは「リズム(間)」です。ご自身がテンポよく書くことができないと、長文も短文も作り上げることはできません。また、間を意識していないと、見る側も間が悪いと読みづらくなってしまいます。
当方は約10年、新聞記事の書き方で文章を作成してきましが、自身もまだまだ修行中の身と感じています。
文章や記事の書き方は非常に難しいです。ライティングのコツというのは3年ほど、同じ作業を繰り返し続けないと、意外と体に染みついてくれません。
まずは、5W1Hで文章を作成し、書き方や段落分け、全体的な構成を身に着けてみてはいかがでしょうか?