とても分かりやすい団体名「河内物語」。河内という名が付くのだからきっと、大阪府八尾市には根深い関わりがあるはずと思い、今回は代表の服部充宏氏に活動内容について伺いました。
河内物語でやっていること
河内物語では、河内にある特産品を生産者と一緒に思いを発信しています。ワインはもちろんいちじく、羽曳野市のさいぼしなど、珍しい商品を発掘し情報を提供しています。「河内の中にもおもしろいものはたくさんあります」と服部氏。
なぜ、そのようなことをやっているかといえば、服部氏は「商品と生産者の思いを一緒に伝えることで、河内に興味を持ってくれるはずです。そして河内に人が来てもらえるようにしたいのです」とのこと。
しかし、その商品や生産者の思いはどうやって伝えているのでしょうか?
河内ギフトで発信している
同団体では、河内エリアのおもしろい商品、珍しい商品を発信するために、『河内ギフト』なるものを制作しています。このギフトカードにより、今まで知られていなかった一品をユーザーに伝えているのです。「地元カンパニーという企業を知ったのをきっかけに河内ギフトを作ろうとなりました」。このカードの存在を知ったことで服部氏は、河内のいい商品を集めることにしたのです。
クラウドファンディングで目標額が達成されるとギフトカードを制作できるという仕組みです。そして資金が集まり、実際にカードは作られることとなるのです。「カードにはギフトの商品や家族、社員さんなどを掲載しています。そして、文章で思いを記載し、お伝えできるようにしました」。実物を拝見すると確かに商品と合わせて、文章がずらりと並んでいます。
ギフトカードなので、結婚式や祝賀会などの引き出物として、贈り物としては最適なものとなっています。
これまで集めた特産品を物販したこともあるといいます。「今までやってきた特産品を震災復興イベントや東京駅の販売会などでも販売したことがあります。茶吉庵さんでも行ったことがありますよ」と、通販だけでなくリアルでのフォローも忘れていません。
今後の展開について
今後の同団体の展開としては、活動を本格化するとのことです。そこで動きのひとつとして、「茶吉庵さんの蔵一つを改装し店舗として運営します」と、実店舗を始めるといいます。「どんな人がどういう思いで販売しているかを知ってほしいのです」と、より河内エリアのいい物を見て触れることができるのです。