古民家として有名な茶吉庵(八尾市恩智中町3丁目 1番地)の敷地内に蔵サロンがこのほど、オープンしました。同サロンにはリラクゼーション×クレイセラピー瑚宮、花のある暮らしの提案モンディマンシェ、子どもの居場所あすとらるほーむ、河内物語の4店が参加しています。どんなサロンか伺いました。
蔵サロンはこう構成されている
茶吉庵の敷地内にオープンした蔵サロンは、元々、木綿蔵だった場所を改装し誕生したものです。参加しているのは4店舗で、曜日ごとに担当されています。水曜日は『瑚宮』、木曜日は『モンディマンシェ』、金曜日は『あすとらるほーむ』、土曜日・日曜日は『河内物語』です。様々の特徴や強みを生かして来店者との交流や体験を提案していきます。
さらに同サロン内は2階建てとなっているため、2階にはレンタルスペースが設置されています。
瑚宮は、クレイ(粘土)を使ってのボディケアを展開しています。来店者の状態に合わせてオーダーメイドでプランを組み立てて、癒しを与えてくれます。
あすとらほーむは、発達障がいのある子どもなどがちょっとした休憩する場所として利用できるよう提案しています。そして、茶吉庵オーナーが所有する畑で体験などをすることができるため、対人スキルを学んだり、リカバリー力を高めることができます。
モンディマンシェは、季節の花遊びレッスンを開催しています。また、インテリアグリーンやリースの販売、レイアウトの相談なども受けています。
河内物語は、当サイト内でも一度紹介した通り河内の名産品を販売。セレクションという形で提案しています。
茶吉庵の思い
築250年となる古民家、茶吉庵は一度、取り壊しが検討されていました。しかし、近隣住民の要望もあって、4年前から維持していくことを決意。オーナーの萩原浩司氏は「残していこうとなった時は、協力してくれる方やボランティアしてくれる人が訪れてくれました。(当時から)テーマにしているのは、100年、200年、300年、残していこうということです」。
コンセプトは『ほんまもん』を提供できる場でありたいとのこと。「これまで落語や音楽も本物のプロの方々にお越しいただきました。当庵では、イベントだけでなくテナントとして入る方にも『ほんまもん』を提供するよう、ご協力いただいています。そうすることで相乗効果が表れると思っています。そして、皆で一緒に盛り上げていきたいと思っています。八尾市ないし大阪府から盛り上げていけるようにしたいですね。そうすることで、ちょっとしんどい思いをしている片田舎に対し、モデルケースとして見ていただけるのでは?と考えています」と、八尾市から田舎でもできることを提案していきたいそうです。