【薄くて濃い思い出・中編】元B-DASHのGONGONこと菅原勇太さんとの出会いと別れ

おおざっぱ!音楽コラム




(アイキャッチ画像:引用元公式X・FOOL A MEAN GOES.(フラミンゴーズ)より)

今回はGONGONRecordsのバンド「FOOL A MEAN GOES.(フラミンゴーズ)」の復活を記念して、私(ジョニー前原)とGONGONさんの出会いについてお話しています。

三部構成となっていますので、前編については以下のリンクからご覧ください。

【薄くて濃い思い出・前編】元B-DASHのGONGONこと菅原勇太さんとの出会い
GONGONさんが生前されていたバンド・FOOL A MEAN GOES.(フラミンゴーズ)が復活しました。今回は復活記事と合わせて、GONGONさんについて語りたいと思い、連載コラムでお届けします。

中編では、実際にGONGONさんとかかわることができたことについてと、別れのお話をしたいと思います。

本人じゃなくてもかかわりがほしい

B-DASHが解散して以降、GONGONさんがバンド活動をされているのを知ったのは、YouTubeでFOOL A MEAN GOES.(フラミンゴーズ)公式チャンネルを発見したことからです。

映像で動いているGONGONさんを見て興味が改めて沸いた私は、現在どのような活動をされているのかが気になり調べました。そして、自主レーベルのGONGONRecordsで活動されているのを知り、本当に遠い遠い存在に感じていたGONGONさんが、なんだかぐっと身近に感じられるようになった私は「ご本人じゃなくてもいいから、何かしらのかかわりがもてたらいいな」という衝動にかられました。

そして、GONGONRecordsの公式サイトやX(旧:Twitter)などを閲覧して、当時公式LINEをされていたのを知り友達登録しました。この時は広報を担当されているスタッフさんか、他のメンバーの方々が代行しているのだろうと思っていました。

「まさかね」と思いつつ実は本人が管理しているかも? と淡い夢をもちつつトークに「ご本人が管理されているのですか?」とメッセージを送ったのを覚えています。すると「はい、本人です」と返事があったときはテンションが上がるどころか、直接話せていることに本当に感動しました。

コンタクトをとることができた私はどうにかして「GONGONさんのお世話になりたい!」と思い、当時知り合いのAさんと趣味の範囲でYouTubeに動画をアップしていたので、私は「BGMとして、幸せの浴衣とピコピコをおかりできませんか?」とお願いしました。すると、「どうぞ、お使いください」とすぐ承諾していただき「まじか!」と驚き過ぎてAさんに「やばい!GONGONさんがかしてくれるって!!」とずっと、何回も何回も言っていました。

私よりも気に入られた「知り合いAさん」の話

動画投稿を一緒にやってくれていたAさんは、なぜかGONGONさんに気に入られて、ちょくちょくメッセージがあったり、ときには通話があったそうです。ほんと数週間~1カ月以内のやり取りだったそうですが、まさに「薄くて濃い思い出」をAさんは経験していたようです。通話ではGONGONさんご本人からAさんに対して、友達であることを言ってくれたそうです。

AさんのおかげでGONGONさんとの関係性が深くなったと思います。改めて、当時一緒に動画投稿をしてくれていたAさんには感謝です。

2024年7月11日の報道

わずかな間だけでしたが、私とAさんはGONGONさんとやり取りができたことが、幸せでした。たった数週間~1カ月以内のできごとでしたが、私とAさんにとってはB-DASHはど真ん中の世代だったので、LINEであってもやり取りができたことが本当に幸せで、今も大切な思い出です。

2024年7月11日、私は仕事が終わり帰路についているころ、LINEに登録してある某スポーツ新聞の公式LINEから通知がありました。『バンドメンバーが死去』という見出しで「一体誰が?」と思いながら開くと、『元B-DASH「GONGON」こと菅原勇太さん死去』という見出しが目に入りました。

「えっ?」となり、知り合いのAさんにすぐに電話をして、お互い報道を見たことを確認しました。

その日の夜は2人とも現実を受け入れられず、私は知り合いのバーで泣きながらお酒を飲み、Aさんも家で喪に服していたそうです。2人ともGONGONロスがあまりに大きく、私たちレベルでもあっても「もういないんだ」という現実を受け入れるのには時間がかかりました。

奥様・菅原麻里奈さんとの出会い

7月、訃報を見た私は、GONGONRecordsへ手紙を送りました。

すると、奥様の菅原麻里奈さんから折り返しの連絡があり、私とAさんは2024年9月にお会いしに行きました。

その時は、納骨前のGONGONさんにお会いさせていただきました。そして、奥様の思い出話、Aさんの思い出話を語り合い、涙、涙の時間でした。

私は、奥様がいろんな方のお話を聞いて、埋められない何かを埋めようと努力されているように見えました。
その姿勢、その愛に感動したのを覚えています。

ここまでが私がGONGONさんと出会うまでの経緯です。

以降、いちライターとしてGONGONRecordsを追っており、今でも奥様とは連絡のやり取りをし、バンドの活動情報を頂戴しています。

そして、ついに活動休止中だった、FOOL A MEAN GOES.(フラミンゴーズ)は、新メンバーを迎えて新たなスタートを切りました。

いよいよラスト記事!後編では、復活したFOOL A MEAN GOES.(フラミンゴーズ)の情報をお届けします。(現在執筆中)

GONGON Records公式X

https://x.com/GONGON_Records
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